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希少品 ロレックス エクスプローラーII 16550 超特濃アイボリー センタースプリットダイアル 最初期型1984年 1オーナー オールオリジナルノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス エクスプローラーII 16550 超特濃アイボリー センタースプリットダイアル がご成約です。


以前も書きましたが1980年代のノンポリ完品ロレックスはもはや売れればいいというモノでは無く、どうやってこの時計をバトンしていくかという話でございます。

たかが時計1本と思うでしょうが、相当な奇跡が嚙み合わないとこういった1本は生まれません。


昭和61年よりずっと東京に眠っていたこちらの16550。

購入当時のロレックスの保証書も並行店の保証書も揃っており、ずっと新品で買われた方がお持ちになられていた1本でした。


おそらくこの手のロレックススポーツは20年以上前から集めている日本のコレクター様やお金に糸目をつけず買っていく海外のディーラーに買い上げられてしまっており、現在は1オーナー品を探すというのは至難の業でございます。



恐ろしきかな、こんなロレックスがゴロゴロあるぐらいバブル期には本当に日本に時計が集まっていたのだなと思います。

それが結果として良質な日本の中古市場の土壌を生み、ロンドン、LA、NY、香港と並ぶ超優良時計マーケットの発端になったのだなと思います。

特に海外の時計店を歩いてみれば日本の中古時計の質の高さは歴然。
ポリッシュの技術も日本の修理職人さんは素晴らしいものがあります。


ですが当然骨董品もアートも車もその時の権力者、資産家の下へ集まっていきます。

あれだけあった日本のヴィンテージロレックス在庫が今や薄氷の如く。



それでもキラリと光る1本を東京に残していきたいのであります。
日本で時計売りをやっている意地でございます。


今回も熱いロレックスマニアにバトンを繋ぐことができました。
また逢う日まで。



いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に暗闇の中で嘘みたいなアイボリー文字盤の16550ショットで締めでございます。

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ロレックス エクスプローラーII 16570白 シングルバックル オールトリチウム S品番 1994年 極上中古美品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス エクスプローラーII 16570白 シングルバックル オールトリチウムがご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


加速度的に90年代初頭のスポーツが無くなっている現代。

あんなに量産されていたのに綺麗で完品のエクスプローラーやGMTマスターが全然見当たらないのです。


ちょうど4桁スポーツもこんな時期がありました。
いつから選べなくなったのでしょう。

あまりに古いヴィンテージは魑魅魍魎の世界ですから、適度にロレックスでメンテナンスが出来て、知識による良個体の選別がしっかりできるとなると90年代初頭のスポーツなのでしょう。

お客様から受けているオーダーもたくさんあるのですが、正直人に薦めれるレベルの個体に出会う機会はどんどん減っております。


欲しいモノは欲しい時に。買うのに最適に地合いというのは数年に1~2カ月ぐらいしか存在せず、良い個体との巡りあわせに身を任せた方がコレクションの質は高まっていく気が致します。






さぁ今回お買い上げのお客様はロレックスは昔からお好きだったものの、近頃ヴィンテージを勉強し始めて楽しんでいらっしゃいます。

パテックフィリップの果てしないコレクションまで到達して、でも実際に使ってて楽しいのはロレックス。という、時計趣味を何周もした方なら「うん、うん」とうなずきたくなるようなロレックスのマイホームの様な安心感を感じてらっしゃいます。



以前はパテックフィリップの永久カレンダーで仕事なさっていたのですが、最近はもっぱら16570を使って楽しんでおられるとの事です。

特に16570のシングルトリチウムの優しい文字盤の色味が幸福度を高めてくれるとの事でロレックスヴィンテージ熱は高まっているご様子です。


まだギリギリ間に合う時に良個体をゲットして頂いて私も安心しております。

もう以前で言う4桁の域に16570初期も足を突っ込みつつあると思います。

いつまでもあると思うな親とロレ。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に暑い日は使いやすい16570とアクアノートショットで締めでございます。

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パネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2020年2月 V品番最終製造年代 ノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2020年2月がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


PAM00233はパネライが初めて着手した自社ムーブメント製造の先駆け的存在で有り、キャリパーのP2002は自社ムーブメント開発を始めた年から取られたと言われております。

しかし自社ムーブメントとは言えP2002キャリパーは裏スケを覗いてもプレート3枚とテンプブリッジが見えるだけで特に華美な装飾がそこかしこに見える訳でもございません。

しかしそれこそが己の顧客をよく把握しているメーカーであったと感じる点でございます。



パネライにユーザーの多くが求めているのは耐久性の高い実用時計である事だったと思います。

ジュネーブシールを取得するメーカーなどであればエングレービングを施したり、派手なルビーセッティングを見せたりしたのかもしれません。



しかしパーツが振動で外れない様にがっしりと3枚のプレートで押さえつけた戦車の様な頑強なムーブメントは一見地味ですが振動や衝撃に強いパネライらしいムーブメントになっていたと思います。



この「らしさ」というのが難しいもので、近年はどのメーカーも3針シンプルステンレスブレスレットモデルウォッチばかりを生産しております。

なので車のSUV市場と同様に、どこを見ても似たような時計が溢れております。


何も売れる形に固執して時計を作らんでも、実際に私の様な多ブランドを扱うお店からすると生き残りの術はあるように思えるのですが。





そういう意味でPAM00233はパネライらしい頑強なムーブメントながら、8デイズパワーリザーブにGMT、そしてゼロリセット機能、デイナイト機能を搭載した多機能モデルで、かつドーム風防の44mmケースウォッチと唯一無二のカテゴリーにいる時計なのだと思います。


簡単に言えば他の会社では作らない時計なのだと。


だからこそ発表されてから17年経った今でもPAM00233を買う人は後を絶たないのだと思います。


これぞオリジナリティ溢れる1本だと思います。

いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にお手持ちのルミノールマリーナとのダブルルミノールショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールマリーナ オートマティック 44mm PAM00220 J品番 2007年 正規ノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノールマリーナ オートマティック 44mm PAM00220がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


ルミノールマリーナのブレスレットモデルには固定のファンのお客様がいらっしゃいます。

元々パネライのブレスレットは造形に手間暇がかかっている事と、圧倒的に革ベルトモデルの生産数が多いということで新品当時から流通量が少ないのが特徴です。

特に今回のPAM00220の様な元祖2ピースブレスレットと呼ばれるカマボコの様な形をしたコマのモデルは2008年以降は姿を消してしまった事もあり、今もお探しのお客様が多いデザインとなっております。


今回のお客様はネットでたまたま当店のPAM00220を見つけて深夜にお問い合わせ頂きました。そしてその翌朝には飛ぶようにご来店頂けたので私も行くべき人にお渡し出来たという想いが強いです。


欲しいモデルの綺麗な1本を見つけた時の高揚感。

時計屋さんのホームページを巡り、まるで宝探しの様に時計を探すのはみなさんも大好きなのではないでしょうか?

腕時計の買物って探してる時間がほとんどだと思うのです、でも生活必需品を探しているのと違って探している間も楽しい。

こうやってホームページにたどり着いて頂けるお客様がいるから仕入れも頑張れるというものです。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にPAM00220の美しいブレスレット造形ショットで締めでございます。


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ヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズ 黒文字盤 47040/B01A 2006年 正規中古ノンポリ極美品 ご成約。

どうも。


先日はヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズ 黒文字盤 47040/B01A 2006年 正規中古ノンポリ極美品 がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


オーバーシーズの47040は1つ前の旧型のオーバーシーズとなりまして、2004年から2016年まで製造されていた長い間ヴァシュロンのスポーツモデルのフラッグシップを務めていたモデルでございました。

特徴としてはアンチマグネティックケース、そして文字盤上に施されたギョーシェ、立体的なベゼルと、スマートなリューズガードが挙げられます。

2004年は近代時計史における分岐点な気がしています。

ヴァシュロンの47040オーバーシーズ、ブレゲのマリーンIIラージデイト、パテック 5196カラトラバなど後世に語り継がれる名デザインが排出された年でもあり、ロレックスが文字盤のフチへのルーレット刻印で製造番号の刻印をはじめた年でもあります。

そして手間暇かけた時計こそが良い時計である。という考え方がまだあった頃では無いかと思います。

2004年以降大量生産による品質低下が顕著でローターがばんばん外れる時計メーカーが出てきたり、どんどんと効率化がすすみ文字盤に複雑な加工を施すメーカーは減り、ハイエンドモデルだけの特権となっていった様な気がいたします。



ですからこの47040オーバーシーズの様に複雑な造形のケースに、手間暇のかかる文字盤を積んだ腕時計はもうまともな値段では買えなくなるのだと思います。
時計と共に非効率的な時代に思いを馳せながら。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後にオーバーシーズを定着させたオーバーシーズショットで締めでございます。

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ロレックス デイトジャスト グレースモールローマダイアル 16234 交換ダイアル付きF番 2005年国内正規中古美品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス デイトジャスト グレースモールローマダイアル 16234 がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


デイトジャストの文字盤とは調べれば調べるほど色々な種類が出て参ります。オフィシャルなものから、俗称で呼ばれる隠れたダイアルまで数え切れないほどのバリエーションでございます。

アラビアダイアルでも夜光が入っているもの、飛びアラビアダイアル、夜光無しアラビア、逆6アラビアダイアル、正6アラビアダイアルなどなど数字の形だけでも種類が何種類もありそこからカラーリングのバリエーションがありますので、多分ニッチすぎて見た事の無いダイアルなんかもありそうです。

さて今回ご成約の16234もなかなかのものでございます。マットな質感のグレーダイアルにスモールローマインデックス。これはかなり少ない組み合わせかなと思います。

ローマインデックスがやや小さめに施されるスモールローマインデックスですが大半が大き目な通常のローマインデックスだと思います。

そしてカラーも黒、白、シルバーでは無い「マットグレー」という生産数の少ないカラーリングでございますね。

一見生産数の多いデイトジャストですが文字盤のバリエーションにてかなり差別化が図れるのです。


こうやって自分だけのこだわりロレックスを探すのも、ロレックス探しの面白いポイントでございます。

ゆくゆくはアンティークになっていくと思いますので大事にお使い頂ければと思います。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に「買う予定じゃなかった」という人時計屋さんにたくさん来る説ショットで締めでございます。

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パネライ×Razer ルミノールクアランタ40 レーザーコラボ PAM01353 2022年世界500本限定 付属品完備中古美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ×Razer ルミノールクアランタ40 レーザーコラボ PAM01353がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。



「これ発売する前から気になってたんだよね」



はい。私もです。
パネライらしからぬ蛍光グリーンカラーがあちこちに散りばめられたRazerコラボのルミノールはまさにアナログなのにデジタルな色合いでございました。


基本的にはヴィンテージ調のパネライが好きなのですが、秋葉原で商売をしている身としてはデジタルデバイスメーカーとパネライのコラボアイテムを扱う責任があるのではないか?と一人で意気込んでおりました。

思い起こせば、メルセデスAMG、モンテグラッパ、フェラーリなどコラボレーションモデルをしばしば出すパネライですが後になって振り返ると良作となることが多いです。


定価600万円もする需要がどこにあるのか分からないコラボモデルもしばしばありますが、今回のRazerはゲーミングデバイスやヘッドホンを製作している身近なメーカーでしたし、定価も117万円と買える範囲のものでしたので刺さった人も多いのではないかと思います。

私も販売開始してから様々な方からお問い合わせを頂きましたが、最後は店頭にいらっしゃった方の即決となりました。

実物見ちゃうとダメですよね!
気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に引き締まる黒いリストショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールヨットチャレンジ フライバッククロノ44mm PAM00654 PCYC 世界500本限定 2017年 中古極美品 ご成約。


どうも。



先日はパネライ ルミノールヨットチャレンジ フライバッククロノ44mm PAM00654 がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



このPAM00654は新作発表された時からファンの反応も良かった記憶があり、入荷すると必ずお問い合わせが頂けるモデルでございます。


パネライに求められるクラシックな要素をクラシカルなインナータキメーターで表現しつつ、2カウンタークロノでお上品にまとめた1本でございます。


そして何より白文字盤。


意外となのですが手持ちの時計は黒、グレー、銀が多い方が多く白文字盤の優秀なデザインの時計は重宝されると思っております。


デイトナ、ポルトギーゼなどの白文字盤も、時計の本数が増えてくると重要な白文字盤要員として時計ボックスに加入している方が結構いらっしゃる気がいたします。




今回お買い上げのお客様も今現在お持ちのパネライは黒文字盤との事で、デイリーのローテーションを考えると白文字盤のパネライが加入する事が望ましいとの事でございました。

各ブランド2本までというルールを遵守されているご様子で、今回のパネライで一旦パネライ集めはお休みとの事でした。


夏目前ですが、半袖短パンにここまで映えるクロノグラフもなかなか無いと思います。素晴らしいチョイスとしか言いようがありません。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にルミノール2カウンタークロノとデニムシャツが合いすぎショットで締めでございます

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ロレックス エクスプローラーII 16570白文字盤 シングルバックル オールトリチウム T品番 1996年 シール残り極上保管コンディション品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス エクスプローラーII 16570白文字盤 シングルバックル オールトリチウム T品番 1996年 シール残り極上保管コンディション品がご成約。

今回は当店初購入のお客様でございます。

「とにかく文句の無い完全な16570が欲しい」との事で、お電話を頂き当店にご来店頂きました。




私もどこから来るのだろうと思っておりましたらまさかの本州を縦に縦断していらっしゃった強者のお客様。




何本も見ているのですが納得のゆく個体が見つからない、ということで当店までたどり着かれたご様子でした。

今回の16570は27年前に購入した並行店の保証書までそのまま残った素晴らしいコンディションでございまして箱からタグに至るまで全て揃った状態でした。


付属品からも本体からも高いモノを買ったのだから大事にしようという前オーナーの心意気が滲み出ているそんな1本でした。



ついにデイトナ116500がモデルチェンジを迎えた今、唯一1,999年から続いていたステンレスケース形状も廃止となり本当の意味で90年代5桁ロレックスの痕跡は無くなりヴィンテージとしての道を歩み始めております。


そして腕時計業界各社ともに効率化を計り、売れるための最適なマーケティングを行い無駄の無い経営にシフトしております。


箱の形状は統一、余計な冊子は排除、共通部品を増やしていく。


そういう効率時代真っ盛りだからこそ、「良いモノを作れば売れる」と信じて作られていた90年代ウォッチの細やかな造り込みや造形に心動かされるのであります。


新しい時計も良い、古い時計も良い。そうやって使い分けながらどちらも愛でていきたいものであります。

気持ち良く即決ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後に至高のエクスプローラーIIの行く先は、至高を求める人の場所へショットで締めでございます。

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ROLEX デイトナ 116520 濃厚アイボリーダイアル 細針 最終F品番 裏蓋シール付き中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はROLEX デイトナ 116520 濃厚アイボリーダイアル 細針 がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



数々のIWCを身に着け、ロイヤルオークを着け、フランクミュラーのパーペチュアルカレンダーを着け。

世にある時計を散々着けて来た経験値の塊のようなお客様。


そのお客様が最近選ばれたのが116520デイトナアイボリーでございます。

このチョイスの素晴らしいところは、

「収まりの良い、厚すぎないクロノグラフ」を探した結果デイトナにたどり着くという通常のロレックス好きとはまた違ったプロセスでデイトナを選ばれているところでございます。

と、言うのも今回のお客様は以前にもデイトナをお持ちでしたので、憧れのデイトナを手にするといった感覚では無く、

時計経験値が限界まで蓄積された結果デイトナというクロノグラフ製品の良さに気付いた、というまさに時計趣味を何周もした結果に見えたデイトナへの評価でございました。


どうしても自動巻きクロノグラフは針の数と背面のローターのおかげで大型化しがちです。
実はデイトナは重さも150g以下、厚さは12.5mmのステンレスブレスクロノグラフと探して見ると意外や意外このスペック内に収まる競合モデルの少ない事。


多くの時計を着けてきたからこそ分かるコンパクトクロノグラフとしてのデイトナの優秀さなのです。

いつもお買い上げありがとうございます。
時計の選び方がいつも大好きです。

今後ともよろしくお願いいたします。


最後に色々な意味で痺れるデイトナアイボリーショットで締めでございます。