どうも。
先日はグランドセイコー メカニカルハイビートGMT SBGJ219 黒文字盤 39.5mm 2023年9月 がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
パテックフィリッップからオーデマピゲ、ロレックスと幅広い時計を集めていらっしゃるお客様。
でも実はセイコーが昔からお好きで様々なモデルをご購入されてらっしゃいました。
今回お買い上げのSBGJ219を初めてご覧になったときは、
「もはやパテックの輝きと変わらんぐらい仕上げが綺麗」
と近年のグランドセイコーの仕上げを絶賛されてらっしゃいました。
これをノーチラスとロイヤルオークのハイエンドモデルをお持ちの方が言うのだから説得力がありますね。
私も今の時計市場の中では5年前よりもセイコーの評価はかなり高いです。
値上げもやり過ぎず100万円アンダー市場では本当に健闘していると思っております。
仕上げも良くならず、ムーブメントは廉価版に置き換わり、付属品はどんどん簡素化してダメになり、それを販売する店員さんのクオリティも日に日に下がっていくブランドが多い中素晴らしい健闘ぶりかと思います。
値上げもいいし、利益を確保しなきゃいけない事情は分かる、でも店員さんへの待遇が良くなっていない時計ブランドは間違いなく崩壊していきます。
どんなにモノが良かろうが、広告が上手かろうが最後はエンドユーザーと接する店員さんのパワーによるものがかなり大きいです。
店員教育に励んで賃金に還元しているブランドがあれば伸びていくと思います。
その逆でここまで定価が上がっているのに現場の店員さんに還元できていないブランドはハッキリ言ってダメになっていくと思います。
一般消費者の方が情報に対して勤勉で店員さんを凌駕する情報量を持っている状態ではいけないのです。でも一生を懸けて働く価値のある職場だと思わせられないかぎり離職率は下がらないし、せめて給与で自分の働いているブランドの時計を買えるぐらいにはしてあげて欲しいと。
時計メーカーの平均勤続年数も伸びていってくれればいいなと思います。
どこまでいっても最後に一押し出来るのは現場の店員さんしかいないのです。
脱線しましたが、あまりにもラグジュアリー販売を理解していないメーカーが増加している中でグランドセイコーの地位は向上しているように思います。
去年までの4年間はボーナスステージです。何やっても売れた時代です。ここからは評価を得るお店、ブランド、モデルしか生き残っていけません。
裏を返せばある程度の不景気でも異変があってもしっかりと評価されていくものは残るという事です。
グランドセイコーのSBGJ219の仕上げの良さ、ハイビートムーブメント、お金のかかる文字盤、グラデーションの革ベルトなどなど値段に対しての良さが今も受け入れられているのだなと思います。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に見てくださいよグランドセイコーのこの輝きをショットで締めでございます。
