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パネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2021年2月 V品番最終製造年代 ノンポリ中古極美品 ご成約

どうも。


先日はパネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2021年2月 V品番最終製造年代がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



よくパネライ談義を店頭でさせて頂いていたお客様でホームページなどもよくチェックして下さっていて今回はタイミングも合いご成約となりました。


実は前回PAM00233が入荷した時は一手違いで売れてしまい、今回はそれとは別の個体でしたがタイミングが合いご成約となりました。


8デイズの多機能ムーブメントという事でノンポリッシュの高年式モデルを探されておりましたのでぴったりの個体でございました。




そしてロレックスやパネライ、IWCなんかに共通するのがドレスウォッチとは対極にあるツールウォッチ感なのだと思います。

使う事前提で外装の傷に対する許容があり、レザージャケットとデニムとの親和性が高く、エンジンオイル臭のするガレージが似合うみたいな感じでしょうか。

貴族の持ち物から派生してきた時計がより便利で安価になり、労働している人に降りてきて。
そんな身近な存在として頑丈な相棒としてのツールウォッチ。



実際多くの時計愛好家と触れ合うとこのツールウォッチとしての時計こそ至上だと考える人がかなり多いことに気づかされます。




そして現在の100万円以上の新品高級腕時計市場が最も失っている客層もこの「ツールウォッチ至上の客層」だと私は思っております。


どうしても高価格単価で販売したいが為に高級、ラグジュアリーなイメージに振っているメーカーも多いと思います。



IWCのマーク18みたいな、パネライのルミノールマリーナ(70万円アンダー)、オメガのシーマスターの60万円台ぐらいまでみたいなそういう市場ってここ2年ですっぽり無くなっちゃいましたよね。


今年新品販売が奮わなくてどうしようも無くなり来年ぐらいにはまたこのゾーンをやるメーカーも増えると思いますが。


高単価のモノって簡単でいいんですよ。
動くお金も大きければ利幅も大きいので。

でも世の中等価交換なので良いことばかりじゃないのだと。



おそらく副作用としてここ2年の時計業界が切ってきたのってこういうツールウォッチとしての100万円アンダーの時計好きだと思うんですよね。

だからこそ私も単価の高いものを扱いつつも皆さんの手が届く範囲でスパイスの効いた時計を扱っていきたいのです。

その中でも今回のようなPAM00233はパネライのボディにゼロリセット秒針、ロングパワーリザーブ、GMT機能、デイナイト機能、日付表示まで備えたまさに他のメーカーで販売したら一体いくらになるの?という高性能ツールウォッチなのであります。


そして10年後も名作として語り継がれる1本だと思うのであります。


今回も欲しい方の手元へ良質なPAM00233が渡っていき本当によかったなと、そして自分よりお若いお客様が時計を趣味にして下さり、また次の世代へこの時計を持って行ってくれることへの感謝を感じるのであります。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後にシンプルなパネライから複雑なパネライまでショットで締めでございます。