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ジラールペルゴ ロレアート38mm ブラックセラミック 81005-32-631-32A 2019年10月1オーナーノンポリ国内正規極美品 ご成約

どうも。



先日はジラールペルゴ ロレアート38mm ブラックセラミック 81005-32-631-32Aがご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。




数多のラグスポと呼ばれる時計が生まれ多くの選択肢が与えられている現在ですが、セラミックのロレアートの詳細は厚さ10mm、38mm径、そして重さ90g。このスペックを見てピンと来る方は相当ラグスポウォッチを着け比べているのではないでしょうか。


サイズ感が近いロイヤルオークの15550STで言えば厚さ9mm、37mm径、重さ122gという数値です。

厚さではロイヤルオーク37が1mm上回りますが、セラミック製といういうことでロレアートセラミックが30g以上軽いという非常に僅差な戦いでございます。

しかしながら値段はロレアートが1/4ほどでございましょうか。


ロレアートの38mmシリーズはサイズ感的にはロイヤルオーク37とほぼ同寸。セラミックという事で耐傷性と重量で上回るというところ。



ロレックスもラグスポも山の様に実際に買って着けてきた私ですが最後は薄さ、重さになってくるというのが持論です。多分そうじゃない方もたくさんいるのであくまでも持論ですが。



私は色々着け比べて150g以上の時計は1日着けていると面倒な瞬間が来るという印象ですし、厚さ11mmを切ってくると取り回しが良いと思っております。



デイトナ116500LNは厚さ12mm、重さが146g、ノーチラス5711は厚さ8.3mmの重さが120g。


このあたりの10年以上前から名機と呼ばれているモデルはこの数値をやはりクリアしてくるのでございます。


そう見ると今回のロレアートセラミック38はかなりいい線いってるスペックなんですよね。文字盤やブレスレットの光沢感も素晴らしいですし。



そして今回のお客様も腕周りがそこまで太くないということであえての38mmサイズチョイスという事でございました。


時計を買いたての頃は兎にも角にもデザイン。そこからこだわりポイントが追加される選び方に変わり、最後には時計を着けた自分を第三者目線で俯瞰して選べるように。


タンクの様なドレスウォッチが似合う方がいれば、パネライをワイルドに着けこなせる方もいらっしゃいます。


人の為に時計は着けるものじゃありませんが、良い印象を持たれるのは腕に対して丁度良いサイズ感の時計をチョイスしている人なのかなと思います。

だからこそたまに着ける47mmのルミノールがまたガラッと印象が変わって面白かったり。

自分を俯瞰した時計選びも大人の特権なのでしょう。


気持ちよくお買い上げありがとうございます。


今後ともよろしくお願いいたします。

最後に発送前のジラールペルゴの折り畳み箱ショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールマリーナ44 8デイズ PAM00590 オットジョルニマーク R番2016年 国内正規中古品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノールマリーナ44 8デイズ PAM00590がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。


今回は素敵なエピソードを聞かせて頂いたのでそれを書かせて頂きます。




持っている時計といえばパネライ、パネライ、パネライと。たくさんのパネライをお持ちのお客様。




そしてお客様とパネライとの出会いは遡る事20年前の冬のパリ…

海外で仕事をすることの多いお客様。ジャケットをホテルにうっかり置いたまま薄着で寒いパリの街へ。




歩いていてもどうにも寒くて、どこかで寒さを凌げないかと。
その時にふと目に飛び込んで来たのがパネライのパリブティック。




あまりの寒さに建物の中に入るといきなり入ってきた東洋人に店員さんからの冷たい目線が…




それを薄々感じ取っていたお客様は第一声で「これください」とショーケースのルミノールを指さして言ったそうです。




冷やかしではなくお客様なのだと気が付いたパネライのスタッフは凍えるお客様に温かいスープをふるまってくれたのだとか。


なんで時計屋がスープを提供してくれたかは分からないらしいですが、そのスープが凍えた体に染みわたる美味しさだったそうです。


偶然出会ったルミノールとスープの味が忘れられず今もパネライユーザーなのだとか。



こうやって自分のお気に入りの時計メーカ。ーのエピソードがあって今も最初に買ったルミノールを持っていて今もそのメーカーとの付き合いが続いている。


もうこれに勝る時計など無いのでございます。


その長い耐用年数から通常の日常生活では忘れてしまいそうなワンシーンを着けていた腕時計は思い出させてくれるんですよね。

同じルミノールはあれど、スープを頂きながら買ったルミノールは世界に1つなのかもしれないですね。


まさに相棒というやつなのでしょう。


そして今回はもう何本目かのパネライを当店でお買い上げ頂きました。

これこそルミノール愛。


気持ちよくお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にGMTモデルばっかり買ってたけどシンプル3針に戻ってきたよショットで締めでございます。

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パネライ ラジオミール42GMTアラーム PAM00098 ジラールペルゴムーブメント D番 2002年10月 正規OH済 中古極美品 ご成約

どうも。


先日はパネライ ラジオミール42GMTアラーム PAM00098 ジラールペルゴムーブメント D番 がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



今回は遠方よりお問い合わせ頂きご成約となりました。
お話伺うと2000年頃の初期のラジオミールがお好きなようで今も良い出物があれば紹介してほしいとご注文も頂けており腕時計も買いつつ、次の依頼も頂けており嬉しい限りです。


近頃探し物をよく頼まれる事が多いのですが皆さん本当に面白いことに多種多様なご依頼を頂けております。(見つかるかは別として)


中でも多いのが昔自分が所有していたのに売ってしまった時計を探している方、これが結構多いので驚いております。

ロレックスは無数にあるので難しいのですがパネライは当店が品数を扱う事も有り万が一見つかるんじゃないかという事で手放してしまったルミノールマリーナを探して下さい。だとか、かつて昔に手放してしまった自分の名前入りのロレックスを探して下さい。なんて依頼も多いです。


お金が苦しくて手放してしまったけど今思えば失敗したなと、売却してしまった後悔がある時計って皆さん少なからずあるんでしょうね。


特に初めて買った機械式時計は人生で1度しか手に入れられませんから後悔も多いですよね。


今回のオーナー様も以前小径のラジオミールをお使い頂いておりましたが手放したものの、振り返った時に「装着感がすごく良かった」との事でPAM00098をご購入頂きました。


手放してみて初めて分かる時計の良さもありますよね。



出会い別れを繰り返し、自分の好きの解像度を上げていく。
それも時計趣味の1つの形なのかもしれませんね。


気持ちよくお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に発送前の最終チェックしながら納品フォトを忘れずにショットで締めでございます。


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ROLEX デイトナ エルプリメロ 16523 黒文字盤 P1番北米ギャランティ 2001年4月 裏蓋シール残り超極上美品 ご成約


どうも。


先日はROLEX デイトナ エルプリメロ 16523 黒文字盤 P1番がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



「やっぱりデイトナ着けてみたいかな~、と思いまして」


そうなんですよ。昭和~平成初期生まれの方ってパテックとかリシャールミルやオーデマピゲではなくデイトナが憧れの時計だったんですよね。



それこそ時計を売ったり買ったりというお店も少なかったですし、何より時計を売却するという行為が一般的では無かったです。


ですからどの時計も買ったら一生持つという気概で買っている方が多かったですね。


特にデイトナはお金を貯めたりしてまさに清水ダイブで買っている方が多かったです。
今みたいにカジュアルに正規店でデイトナ買えました~、ってノリじゃないです。


当たり前ですけど定価でデイトナを買って手放したら普通に損しましたからね、ロレックスの時計の中でも損が少ないって感覚はあったと思いますが。



本当に尋常じゃ無い時間をかけて悩んでデイトナかサブマリーナか、出たばっかりのヨットマスターにするかみたいな方がたくさんいらっしゃいました。


ギリギリ15年前ぐらいに成人してた世代の方はその様子を知っている方もいるかもしれませんね。
何せスピードマスターの手巻きなんて10~20万円でありましたから今より断然時計趣味に入門する敷居は低かったです。

タグホイヤーとかオメガで身の丈に合う時計を買ってゆくゆくはロレックスを買うみたいな。


その頃にデイトナ着けてた人ってすごい熱量で時計好きだったり、世間で言う一芸に何か秀でるような人だったりいわゆるカッコいい大人だったんですよね。

その世代への憧れみたいなものを持っている時計好きの方もいらっしゃるのでは無いかと思います。


SNSが無かったせいで時計趣味で繋がるというのも難しく、会社の先輩や地元の盟主が着けているのを見て「いつかデイトナを…」という話も聞きましたね。



という事でそんな世代の方が今回は極上の16523をお買い上げでございます。


購入後に何度かお話ししましたがやっぱりデイトナは良かったとの事です。まぁあそこまで頑丈で厚さもそこそこに抑えて、かつ自動巻きの日付無しクロノグラフはデイトナぐらいでしょうから。


今のプレ値に支えられているデイトナではなく着ける人の魅力やアビリティに支えられていた頃のデイトナ世代の話です。


今デイトナを着けている人を見て次の世代は着けたいと思うでしょうか?それは各オーナー様の振る舞い次第かなと思うのであります。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。




最後にアメカジにはデイトナコンビは良く似合うショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールドゥエ 3デイズ38 アイボリー文字盤 PAM00903 U番2018年12月 国内正規中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノールドゥエ 3デイズ38 アイボリー文字盤 PAM00903がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



「もうこれでしばらく時計は買いませんね」



と2か月に1回くらい言っているのに2か月後にはまた再開するお客様でございます。



やはり時計趣味は恐ろしい…
いつももう時計は買わないと言っているのに大体の方がしばらくすると何事も無かったかのように時計を買いに来られます。


調べて探している時間も楽しいですし、実際にお店に来て試着すると「違うな」と思う事もあれば、全然興味の無かった時計が「すごく響いたり」、そうやって自分の「良い」を形にしていく作業が時計選びでもあります。



最初は一目惚れか他人の高評価の意見から始まり、針の数、防水性能、ケースの大きさ、重さ、薄さ、派手さなどなど段々と好みが言語化できるようになって参ります。


つまり時計はその方がどんな事に価値観の重きを置いているのか分かるのであります。



水仕事が多い方はラバーやステンレスブレスレットの時計が増えますし、どんなに本数が増えても仕事上日付表示は外せない方、海外に良くいくので必ずGMTウォッチを買う方。


ワイシャツを着る方は厚さに敏感ですし、あえてオーバーサイズに主張が強い時計が好きな方もいらっしゃいます。

堅牢なステンレス、華やかなゴールド、反射光の美しさならダントツのプラチナと1つ1つその方の好きな要素を集めていった結果が選んだ時計に反映されるのであります。


時計を買う行為を繰り返すほどより自分の価値観を反映した1本になっていく、だからこそ時計趣味の長い方の着けている時計は見るだけで少しだけその人が分かりますよね。


育ってきた環境が違うのでみなさんの価値観はバラバラです。
でも手に入れた時計や革靴の知識で相手を推し量る事が出来ます。
渡さない名刺ですから男性の装身具は。そこから読み取れる情報がヒントになったりもしますよね。


いつもお買い上げありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


最後に 嘘だろ…こんなにパネライが増えちゃいましたショットで締めでございます。

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フランクミュラー ヴァンガードレディ V32QZ 銀文字盤×ターコイズ 2024年2月 ノンポリ中古極上品 ご成約

どうも。


先日はフランクミュラー ヴァンガードレディ V32QZ 銀文字盤×ターコイズがご成約です。


今回は当店初購入のお客様でございます。


当店常連の兄弟のお客様と共にご来店です。成人したら何か良い時計を1本プレゼントしてあげたいという事で妹さんへのプレゼントにフランクミュラーのヴァンガードレディを選んで頂きました。


ターコイズカラーがお好きという事でドンピシャな1本だったようです。
やはり腕時計は耐用年数が長いので記念のプレゼントにはぴったりですよね。


当日まで妹さんは時計を買う事になるとは知らなかったご様子で大喜びでございました。


年齢を重ねるほどに自分より人が喜んでくれる事が嬉しくなりますよね。
きっと社会人になってもお使いいただける時計だと思いますのでメンテナンスをしながら長くお使い頂ける事を願っております。


革靴も時計もメンテナンスをしながら長く使うことで自分に馴染んでいきますし、このスマホ全盛の時代だからこそ腕時計を着けているというところに価値があるように思うのでございます。



スマートフォンで時間を見ればいいのに腕時計は絶滅することは無く5年前より時計に興味を持つ人は増えたのではないかと思うぐらいです。


それぐらい腕時計で時計を確認する仕草とスマートフォンで時間を確認する仕草には埋められない差があると思うのでございます。


所作の美しさの差ですね。
便利になればなるほど原始的でアナログな所作の美しさは際立っていくものです。

是非腕時計を着ける楽しみを味わって頂ければと思います。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


最後に「えー、嬉しー!!色も好き~」ショットで締めでございます。


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グランドセイコー 二十四節気 ヘリテージコレクション SBGA445 大雪文字盤 1オーナーノンポリ中古極美品 ご成約


どうも。


先日はグランドセイコー 二十四節気 ヘリテージコレクション SBGA445がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


チタンのスプリングドライブと言えばまさに国産時計の象徴と言えるような1本でございます。




1970年にシチズンが世界で初めてチタンケースの腕時計を制作し、それに少し遅れてセイコーもチタンケースの時計製造をしております。
欧米発祥の技術が多い中でチタンケースというのは数少ない日本で確率された時計文化の1つです。

そしてスプリングドライブは自動巻き上げ機構を動力としながら、調速機構であるテンプ部分が通常の時計では8往復で1秒になるように往復するのに対して1秒に8回転するように電磁ブレーキで調整しながら時を刻んでおります。


簡単に言うと通常の自動巻時計のテンプは振り子運動であるのに対してスプリングドライブのテンプは1方向回転運動なのでございます。


これもクォーツ文化の発展していた日本ならではの動力を機械式で、時刻を司る調速管理のみをクォーツと同じ水晶振動子とIC(集積回路)を利用する機構でございます。


ですから「チタンケースのスプリングドライブ」といえばまさにジャパニーズオリジナルウォッチと呼ぶにふさわしい日本ならではの時計なのでございます。


今回のSBGA445はグランドセイコーの中でも数少ないチタンケースのスプリングドライブでございます。


これこそ日本人の誇れる技術で制作された日本人のグランドセイコーなのだと思うのであります。



今回は初の高級機械式時計のご購入ということで仕事にプライベートにも使えていつでもメンテナンスが可能なグランドセイコーを選んで頂きました。



1960年のグランドセイコー登場から60年、今も日本のビジネスマンに愛される時計なのであります。


気持ちよくお買い上げありがとうございます。


今後ともよろしくお願いいたします。


最後に「やっぱり高い時計は輝きが違いますね!」ショットで締めでございます。

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パネライ ラジオミールカリフォルニア47mm PAM00249 世界限定1936本2006年スペシャルエディション ノンポリ極上美品 ご成約

どうも。


先日はパネライ ラジオミールカリフォルニア47mm PAM00249 世界限定1936本がご成約。


当店初購入のお客様でございます。



「前回販売された時にカリフォルニアダイアルを買い逃したので今回は即決します」と掲載してすぐにご連絡を頂きました。


47mmのカリフォルニアダイアルというパネライの起源ともいえるラジオミールは今では販売されていない事もあり中古市場で探されている方が多いのが実情です。



特にこのPAM00249は発売された19年前からずっと人気のあるモデルです。


その理由は「余計な事をしていないモデル」だからだと思っております。


多くのメーカーではGMTやパワーリザーブ、クロノグラフが搭載されると珍重されますが、パネライにおいては引き算の美学とも言うべき2針、3針のシンプルなものに人気が集まりやすいです。


理由としてはパネライは全く同じデザインのモデルを発売しないので1993年までの軍事機密時代のデザインを復刻したシンプルなデザインは今後作られない可能性が高く、作られたとしてもデイト付きであったり、青文字盤であったりと少しだけ変化をつけたものになります。


ですので1936ラジオミールや1938ラジオミール、1950ルミノールに限りなく近いデザインを買うには過去に販売された復刻デザインのモノを買う以外の選択肢がほとんどないのでございます。


現に当店でもノンポリッシュの47mmシリーズは入荷してもすぐに売れていってしまうことが多いです。



デカ厚なんていう言葉で語られることが多いパネライですが、47mmのラジオミール、特にPAM0249は実は薄くスリムで47mmという言葉だけが先行していますが着けやすくジャケットにも合うドレスウォッチの様な佇まいでもあります。


着けてみて初めて魅力が伝わる時計ですね。
大事にご愛用頂ければと思います。

名作モデルを国内のパネライファンにお譲り出来て私も嬉しい限りです。


気持ちよくお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に棚に1日しか並べてないので私ももっと楽しみたかった発送ショットで締めでございます。

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オーデマピゲ ロイヤルオーク36 14790ST ダークブルー文字盤 旧バックル仕様 2003年 中古極美品 ご成約

どうも。


先日はオーデマピゲ ロイヤルオーク36 14790ST ダークブルー文字盤がご成約。



今回は当店常連のお客様でございます。


いつもヴィンテージでセンスの良い時計をお買い上げ頂いているお客様ですが、


「やっぱりロイヤルオークなんじゃないかと」

という発想に至ったようで今回はお買い上げ頂きました。


しかし普段から36mmのデイトジャストなど小ぶりな時計を愛用されているお客様には現行のメンズサイズのロイヤルオークは大きすぎるということで36mmの14790STをチョイスして頂きました。


今は廃盤の14790STですが厚さ8mmでケース径36mmそしてバックル厚も薄型とサイジングだけで言えば日本人の為のロイヤルオークと言えるのではないでしょうか。

唯一現行機と比べるとcal.2225はパワーリザーブが40時間という現代の基準で行けばショートパワーリザーブなところであります。

ただジャガールクルトムーブの自動巻きを積んだ時計を普段使いしている身からすると、同じパワーリザーブでもジャガールクルトムーブは巻き上げ効率が段違いなのだよ…ふふふ…

と言いたくなるほどメンテナンスをしているジャガールクルトムーブの自動巻きによる巻き上げ効率はすばらしいものです。



隔日運用でも仕事で着けていると本当に止まらないのでございます。私はcal.3120という同時期のジャガールクルトムーブベースのAPムーブを使用しておりますが一時期3か月くらい手巻きせずにずっと動いていた経験があります。もちろん3日に1回ぐらいの使用でしたがおそらく私のようなデスクワーカーでも使うたびに満タンまで巻き上げていたのでしょう。

このあたりの経験からもパワーリザーブはあくまで指標の1つで、体感での巻き上げ効率の高いムーブメントが個人的な高評価ムーブメントになるようになりました。


メンテナンスの面倒なスイッチングロッカー式のジャガールクルトムーブですが実用性は私の中で最高ランクですね。


ジャガールクルトムーブの手巻きの8デイズムーブメントも巻き上がりが無茶苦茶早いのでジャガールクルト系列は自動巻きも手巻きもとにかく巻き上がりが早いと思っております。



脱線しましたがショートパワーリザーブを補う高効率巻き上げムーブメントなので割と14790STは死角の無い時計だと思っております。強いて言えば値段ぐらいでしょうか 笑


今は生産のしていない14790STの極上個体でしたので長い会議を経てご成約となりました。


大きな時計が増えましたが時計は小さく薄く安定するものを作るのが一番難しいです。
そういう面ではケースが大きくなればなるほどムーブメントへの制約は小さくなっていきます。


感じるのがもうこの先も2005年頃の定価に対するコストを超える腕時計が作られることは無いのではないかと思います。


文字盤への手間、薄いケース、豪華な付属品、ブレスレットやバックルの複雑な造形、そして薄型ムーブメント。


ある種人類の3針時計の到達点は2005年頃の100万~200万円価格の時計に思えてしまいます。
それが今は500万~1000万円の価格帯となり誰もが手にすることは出来なくなったなと。


でも新品が売れないとこうしてみんなで中古で遊ぶことは出来ないので今定価でバシバシ時計を買ってくれている方には常に尊敬の念を持っております。(たまに自分でもそっと新品買ってますし…)



それでもかろうじて日本に残っている名品をみんなで愛でていこうと…




いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後に遂にロイヤルオークいっちゃいましたショットで締めでございます。

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グランドセイコー メカニカル 37mm SBGR253 黒文字盤 2019年3月 ノンポリ中古極美品 ご成約

どうも。


先日はグランドセイコー メカニカル 37mm SBGR253 黒文字盤がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


普段はヴィンテージロレックスを愛するお客様ですが近年はその資産性が取り上げ続けられており、ロレックスを着けにくい場面が出てきました。


そういった堅い雰囲気の場所にはグランドセイコーですね。



特に今回のSBGR253の様な黒文字盤のブレスレットモデルはどんなシーンにも使える優等生です。



そしてロレックスをメインで集められている方がグランドセイコーを見て驚くのが針の磨きであったり、裏スケルトンの輝きであったり。


100万円アンダー市場ではグランドセイコーの針の造りは目を見張るものがあります。中心はサテン仕上げ外周は鏡面仕上げになっており、まるで刀、両刃剣といった刀剣類の様な印象を受けます。



グランドセイコーの針とインデックスはわずかな光でもキラキラと反射するので夜光塗料が無くても夜見やすいのでございます。


夜光の主張が強すぎるものが苦手という方もいらっしゃいますし、ドレスウォッチには夜光いらんでしょ派の方にも受け入れてもらいやすいデザインが多いのでは無いかと思います。



今回はお客様は初グランドセイコーという事で新しいゾーンを開拓して嬉しそうなのが印象的でした。


色々なブランド問わず光るポイントがある時計はどんどん扱っていきたいですね。





いつもお買い上げありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

最後にお気に入りのクロムハーツとセイコーの出会いショットで締めでございます。