どうも。
先日はジャガールクルト マスターリザーブ ド マルシェ 140.240.937B トリチウム文字盤37mmがご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
ジャガールクルト無くしてはスイス時計業界は成り立たないと言えるほど縁の下の力持ちであったジャガールクルト。
言うまでもなくロイヤルオークのムーブメントは以前はほとんどジャガールクルトでしたし、ヴァシュロンもパテックもジャガールクルトムーブを採用しておりました。
2000年代に突入してもパネライもPAM00190 8デイズラジオミールであったりIWCはマーク12、カルティエはパシャ42などとにかくジャガールクルトムーブが入っていたモデルは多すぎるほど。
どことは言いませんが「我々のメーカーは10種類もの自社ムーブメントを開発している!!」と息巻いていたころにジャガールクルトは1600種類を超えるほどの自社ムーブメントを開発しており。
もはやちょっとやそっとの会社では全く太刀打ちできないほどのムーブメント界の巨人であります。
そして今までは静かだったジャガールクルトの中古界隈も盛り上がっております。高すぎる現行品の定価とユーザーへの知識の浸透が進んだことで
「ジャガールクルトの時計って機械がいいのに割安では?」という風潮が非常に強くなっているからです。
そしてジャガールクルトの時計の強いところはホームページやカタログの画像からは想像もつかない着け心地の良さにあります。
皆さん試着されて驚くのがその軽さです、マスターウルトラスリムをはじめ薄型のジャガールクルトはどれも100g以下の重量がほとんどで、まるでGショックの様な軽快な感触です。
それは4針モデルのリザーブドマルシエですら厚さ9mmという極薄ケースからくる軽さによるものです。
ワイシャツの袖に収まる、軽い、だから疲れないというある種ロレックスとは違う方法で軽快な装着感を実現しております。
派手でミーハーな時計よりも、質実剛健な時計として使用した時の装着感の良さに着目して時計を選ぶ方が増えました。
それはまるでお金の投げ合いと化した現代の時計販売の方法に飽き飽きしたユーザーが真なる価値を求めた結果なのかもしれませんね。
いつも時代より1歩早い時計選び流石でございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にバリバリ仕事で使いますショットで締めでございます。
