どうも。
先日はロレックス オイスターパーペチュアルデイト 1500 ワイドバー6・9黒文字盤がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
1966年の完品のオイスターパーペチュアルデイトは眺めているだけで楽しい在庫でございました。
もう60年近く前のロレックスになるとなかなか完品を触る機会も少ないので私としても付属品から得られる情報も有益なものでしたし、手書きのクロノメーター証明書なんてなかなか見る機会も無いですから半分売れても売れなくてもどっちでもいいやという気持ちで買い取っております。
所謂一般的な1500オイスターパーペチュアルデイトという特色の濃い訳ではない腕時計が長年の丁寧な保管により価値ある1本へと変化しておりました。
そして何より驚くのが実用的な精度がまだ出ていたというところです。
毎度驚くのがロレックスの機械って本当に強靭でして当時のスタッフの方達は一体どのぐらいの機械寿命を想定していたのか聞いてみたいものです。
実は似たような状況、年代の他社のアンティークなども触ったりするのですが恐ろしいマイナス精度になっておりとてもじゃないですが時計としての機能は半分失われているものもあります。
確かこの1500の精度は+9秒ほどだったと思いますが、いまだに実用できる範囲に収まっているのでございます。勿論オーバーホールをすればもっと精度向上も望めると思いますし。
50年先でも残るものって一体どのぐらいあるんでしょうね。
骨董品も建物も車も腕時計も原価や原材料の価値以上に持ち続けてきた人達の歴史が乗っかっているのだと思います。
1500の保証書からはそんな古い異国の香りが致しました。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にこんなオイスターデイト着けている女性にはビビっちゃいますよショットで締めでございます。