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パネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2020年2月 V品番最終製造年代 ノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノール8デイズGMT PAM00233 2020年2月がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


PAM00233はパネライが初めて着手した自社ムーブメント製造の先駆け的存在で有り、キャリパーのP2002は自社ムーブメント開発を始めた年から取られたと言われております。

しかし自社ムーブメントとは言えP2002キャリパーは裏スケを覗いてもプレート3枚とテンプブリッジが見えるだけで特に華美な装飾がそこかしこに見える訳でもございません。

しかしそれこそが己の顧客をよく把握しているメーカーであったと感じる点でございます。



パネライにユーザーの多くが求めているのは耐久性の高い実用時計である事だったと思います。

ジュネーブシールを取得するメーカーなどであればエングレービングを施したり、派手なルビーセッティングを見せたりしたのかもしれません。



しかしパーツが振動で外れない様にがっしりと3枚のプレートで押さえつけた戦車の様な頑強なムーブメントは一見地味ですが振動や衝撃に強いパネライらしいムーブメントになっていたと思います。



この「らしさ」というのが難しいもので、近年はどのメーカーも3針シンプルステンレスブレスレットモデルウォッチばかりを生産しております。

なので車のSUV市場と同様に、どこを見ても似たような時計が溢れております。


何も売れる形に固執して時計を作らんでも、実際に私の様な多ブランドを扱うお店からすると生き残りの術はあるように思えるのですが。





そういう意味でPAM00233はパネライらしい頑強なムーブメントながら、8デイズパワーリザーブにGMT、そしてゼロリセット機能、デイナイト機能を搭載した多機能モデルで、かつドーム風防の44mmケースウォッチと唯一無二のカテゴリーにいる時計なのだと思います。


簡単に言えば他の会社では作らない時計なのだと。


だからこそ発表されてから17年経った今でもPAM00233を買う人は後を絶たないのだと思います。


これぞオリジナリティ溢れる1本だと思います。

いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にお手持ちのルミノールマリーナとのダブルルミノールショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールマリーナ オートマティック 44mm PAM00220 J品番 2007年 正規ノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ ルミノールマリーナ オートマティック 44mm PAM00220がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


ルミノールマリーナのブレスレットモデルには固定のファンのお客様がいらっしゃいます。

元々パネライのブレスレットは造形に手間暇がかかっている事と、圧倒的に革ベルトモデルの生産数が多いということで新品当時から流通量が少ないのが特徴です。

特に今回のPAM00220の様な元祖2ピースブレスレットと呼ばれるカマボコの様な形をしたコマのモデルは2008年以降は姿を消してしまった事もあり、今もお探しのお客様が多いデザインとなっております。


今回のお客様はネットでたまたま当店のPAM00220を見つけて深夜にお問い合わせ頂きました。そしてその翌朝には飛ぶようにご来店頂けたので私も行くべき人にお渡し出来たという想いが強いです。


欲しいモデルの綺麗な1本を見つけた時の高揚感。

時計屋さんのホームページを巡り、まるで宝探しの様に時計を探すのはみなさんも大好きなのではないでしょうか?

腕時計の買物って探してる時間がほとんどだと思うのです、でも生活必需品を探しているのと違って探している間も楽しい。

こうやってホームページにたどり着いて頂けるお客様がいるから仕入れも頑張れるというものです。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にPAM00220の美しいブレスレット造形ショットで締めでございます。


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ヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズ 黒文字盤 47040/B01A 2006年 正規中古ノンポリ極美品 ご成約。

どうも。


先日はヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズ 黒文字盤 47040/B01A 2006年 正規中古ノンポリ極美品 がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。


オーバーシーズの47040は1つ前の旧型のオーバーシーズとなりまして、2004年から2016年まで製造されていた長い間ヴァシュロンのスポーツモデルのフラッグシップを務めていたモデルでございました。

特徴としてはアンチマグネティックケース、そして文字盤上に施されたギョーシェ、立体的なベゼルと、スマートなリューズガードが挙げられます。

2004年は近代時計史における分岐点な気がしています。

ヴァシュロンの47040オーバーシーズ、ブレゲのマリーンIIラージデイト、パテック 5196カラトラバなど後世に語り継がれる名デザインが排出された年でもあり、ロレックスが文字盤のフチへのルーレット刻印で製造番号の刻印をはじめた年でもあります。

そして手間暇かけた時計こそが良い時計である。という考え方がまだあった頃では無いかと思います。

2004年以降大量生産による品質低下が顕著でローターがばんばん外れる時計メーカーが出てきたり、どんどんと効率化がすすみ文字盤に複雑な加工を施すメーカーは減り、ハイエンドモデルだけの特権となっていった様な気がいたします。



ですからこの47040オーバーシーズの様に複雑な造形のケースに、手間暇のかかる文字盤を積んだ腕時計はもうまともな値段では買えなくなるのだと思います。
時計と共に非効率的な時代に思いを馳せながら。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後にオーバーシーズを定着させたオーバーシーズショットで締めでございます。

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ロレックス デイトジャスト グレースモールローマダイアル 16234 交換ダイアル付きF番 2005年国内正規中古美品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス デイトジャスト グレースモールローマダイアル 16234 がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


デイトジャストの文字盤とは調べれば調べるほど色々な種類が出て参ります。オフィシャルなものから、俗称で呼ばれる隠れたダイアルまで数え切れないほどのバリエーションでございます。

アラビアダイアルでも夜光が入っているもの、飛びアラビアダイアル、夜光無しアラビア、逆6アラビアダイアル、正6アラビアダイアルなどなど数字の形だけでも種類が何種類もありそこからカラーリングのバリエーションがありますので、多分ニッチすぎて見た事の無いダイアルなんかもありそうです。

さて今回ご成約の16234もなかなかのものでございます。マットな質感のグレーダイアルにスモールローマインデックス。これはかなり少ない組み合わせかなと思います。

ローマインデックスがやや小さめに施されるスモールローマインデックスですが大半が大き目な通常のローマインデックスだと思います。

そしてカラーも黒、白、シルバーでは無い「マットグレー」という生産数の少ないカラーリングでございますね。

一見生産数の多いデイトジャストですが文字盤のバリエーションにてかなり差別化が図れるのです。


こうやって自分だけのこだわりロレックスを探すのも、ロレックス探しの面白いポイントでございます。

ゆくゆくはアンティークになっていくと思いますので大事にお使い頂ければと思います。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に「買う予定じゃなかった」という人時計屋さんにたくさん来る説ショットで締めでございます。

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パネライ×Razer ルミノールクアランタ40 レーザーコラボ PAM01353 2022年世界500本限定 付属品完備中古美品 ご成約。

どうも。


先日はパネライ×Razer ルミノールクアランタ40 レーザーコラボ PAM01353がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。



「これ発売する前から気になってたんだよね」



はい。私もです。
パネライらしからぬ蛍光グリーンカラーがあちこちに散りばめられたRazerコラボのルミノールはまさにアナログなのにデジタルな色合いでございました。


基本的にはヴィンテージ調のパネライが好きなのですが、秋葉原で商売をしている身としてはデジタルデバイスメーカーとパネライのコラボアイテムを扱う責任があるのではないか?と一人で意気込んでおりました。

思い起こせば、メルセデスAMG、モンテグラッパ、フェラーリなどコラボレーションモデルをしばしば出すパネライですが後になって振り返ると良作となることが多いです。


定価600万円もする需要がどこにあるのか分からないコラボモデルもしばしばありますが、今回のRazerはゲーミングデバイスやヘッドホンを製作している身近なメーカーでしたし、定価も117万円と買える範囲のものでしたので刺さった人も多いのではないかと思います。

私も販売開始してから様々な方からお問い合わせを頂きましたが、最後は店頭にいらっしゃった方の即決となりました。

実物見ちゃうとダメですよね!
気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に引き締まる黒いリストショットで締めでございます。

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パネライ ルミノールヨットチャレンジ フライバッククロノ44mm PAM00654 PCYC 世界500本限定 2017年 中古極美品 ご成約。


どうも。



先日はパネライ ルミノールヨットチャレンジ フライバッククロノ44mm PAM00654 がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



このPAM00654は新作発表された時からファンの反応も良かった記憶があり、入荷すると必ずお問い合わせが頂けるモデルでございます。


パネライに求められるクラシックな要素をクラシカルなインナータキメーターで表現しつつ、2カウンタークロノでお上品にまとめた1本でございます。


そして何より白文字盤。


意外となのですが手持ちの時計は黒、グレー、銀が多い方が多く白文字盤の優秀なデザインの時計は重宝されると思っております。


デイトナ、ポルトギーゼなどの白文字盤も、時計の本数が増えてくると重要な白文字盤要員として時計ボックスに加入している方が結構いらっしゃる気がいたします。




今回お買い上げのお客様も今現在お持ちのパネライは黒文字盤との事で、デイリーのローテーションを考えると白文字盤のパネライが加入する事が望ましいとの事でございました。

各ブランド2本までというルールを遵守されているご様子で、今回のパネライで一旦パネライ集めはお休みとの事でした。


夏目前ですが、半袖短パンにここまで映えるクロノグラフもなかなか無いと思います。素晴らしいチョイスとしか言いようがありません。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後にルミノール2カウンタークロノとデニムシャツが合いすぎショットで締めでございます

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ロレックス エクスプローラーII 16570白文字盤 シングルバックル オールトリチウム T品番 1996年 シール残り極上保管コンディション品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス エクスプローラーII 16570白文字盤 シングルバックル オールトリチウム T品番 1996年 シール残り極上保管コンディション品がご成約。

今回は当店初購入のお客様でございます。

「とにかく文句の無い完全な16570が欲しい」との事で、お電話を頂き当店にご来店頂きました。




私もどこから来るのだろうと思っておりましたらまさかの本州を縦に縦断していらっしゃった強者のお客様。




何本も見ているのですが納得のゆく個体が見つからない、ということで当店までたどり着かれたご様子でした。

今回の16570は27年前に購入した並行店の保証書までそのまま残った素晴らしいコンディションでございまして箱からタグに至るまで全て揃った状態でした。


付属品からも本体からも高いモノを買ったのだから大事にしようという前オーナーの心意気が滲み出ているそんな1本でした。



ついにデイトナ116500がモデルチェンジを迎えた今、唯一1,999年から続いていたステンレスケース形状も廃止となり本当の意味で90年代5桁ロレックスの痕跡は無くなりヴィンテージとしての道を歩み始めております。


そして腕時計業界各社ともに効率化を計り、売れるための最適なマーケティングを行い無駄の無い経営にシフトしております。


箱の形状は統一、余計な冊子は排除、共通部品を増やしていく。


そういう効率時代真っ盛りだからこそ、「良いモノを作れば売れる」と信じて作られていた90年代ウォッチの細やかな造り込みや造形に心動かされるのであります。


新しい時計も良い、古い時計も良い。そうやって使い分けながらどちらも愛でていきたいものであります。

気持ち良く即決ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。



最後に至高のエクスプローラーIIの行く先は、至高を求める人の場所へショットで締めでございます。

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ROLEX デイトナ 116520 濃厚アイボリーダイアル 細針 最終F品番 裏蓋シール付き中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はROLEX デイトナ 116520 濃厚アイボリーダイアル 細針 がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



数々のIWCを身に着け、ロイヤルオークを着け、フランクミュラーのパーペチュアルカレンダーを着け。

世にある時計を散々着けて来た経験値の塊のようなお客様。


そのお客様が最近選ばれたのが116520デイトナアイボリーでございます。

このチョイスの素晴らしいところは、

「収まりの良い、厚すぎないクロノグラフ」を探した結果デイトナにたどり着くという通常のロレックス好きとはまた違ったプロセスでデイトナを選ばれているところでございます。

と、言うのも今回のお客様は以前にもデイトナをお持ちでしたので、憧れのデイトナを手にするといった感覚では無く、

時計経験値が限界まで蓄積された結果デイトナというクロノグラフ製品の良さに気付いた、というまさに時計趣味を何周もした結果に見えたデイトナへの評価でございました。


どうしても自動巻きクロノグラフは針の数と背面のローターのおかげで大型化しがちです。
実はデイトナは重さも150g以下、厚さは12.5mmのステンレスブレスクロノグラフと探して見ると意外や意外このスペック内に収まる競合モデルの少ない事。


多くの時計を着けてきたからこそ分かるコンパクトクロノグラフとしてのデイトナの優秀さなのです。

いつもお買い上げありがとうございます。
時計の選び方がいつも大好きです。

今後ともよろしくお願いいたします。


最後に色々な意味で痺れるデイトナアイボリーショットで締めでございます。

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ロレックス サブマリーナグリーン 16610LV V品番 2011年 正規OH明細付 ノンポリ中古極上品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス サブマリーナグリーン 16610LV V品番 2011年 正規OH明細付 ノンポリ中古極上品がご成約。


今回は当店初購入のお客様でございます。


サブマリーナの16610LVは当時のロレックスとしては相当攻めたカラーリングであったのだと思います。


今でこそロレックスも奇抜なカラーリングのモデルを販売する事が増えましたが、ベゼルにビビットカラーを乗せるパターンを作ったのはこの16610LVだと思っております。

GMTの赤青ベゼルも派手なカラーリングなのですが、製造期間が長かった為一般化しておりましたし、しっかり日中夜を見分ける為のあるしゅ実用性重視のカラーリングでしたので16610LVの様に明らかなファッション性のカラーリングとはまた違った様に思います。

16610LVの発売はロレックスが実用時計からファッションとしての時計に1歩歩み寄った瞬間ではないかと思っております。

そして驚くのが発売されてからもう20年も経つのですね。
16610LVなんてつい最近のモデルの様に感じられますが、いやはやもうアンティークウォッチと呼ばれる日が近いとは思いもしませんでした。

さて今回のV品番ですが、新品購入後にロレックスでの磨きOHのみの極上のノンポリッシュ個体でございました。

V品番のダイバーズウォッチのノンポリッシュ個体を断言するのは非常に難しく実は同じ種類でも型番や製造時期によって新品時のラグの形状が微妙に違うのでございます。

ですからV品番、G品番あたりはうかつに「ノンポリッシュ」と商品名に書けない訳でございます。

そこを踏まえましても今回の様な出生が明らかな個体は貴重かなと思います。


そして今回お買い上げのオーナー様も

「あるうちに買わないといい個体は無くなってしまう」

と、よくロレックスの事情をご理解なさってらっしゃいました。
完品ならまだしも、完品ノンポリッシュを断言できるような個体は買った方が手放さないのでございます。

手放すとしても「もう一度買いなおせる現行モデルから」とおっしゃる方がほとんどでございます。


お手持ちの時計と共に末永く可愛がって頂ければ幸いです。

気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に極上の16610LVのボックスショットで締めでございます。

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希少品 ロレックス エクスプローラーI 1016 後期L品番 オールトリチウムオールオリジナル 最終年代1オーナーノンポリッシュ中古極美品 ご成約。

どうも。



先日は希少品 ロレックス エクスプローラーI 1016 後期L品番 オールトリチウムオールオリジナル 最終年代1オーナーノンポリッシュ中古極美品 がご成約。



今回は当店常連のお客様でございます。


ロレックスはエクスプローラーに始まりエクスプローラーに終わる。


ということわざがあるとか無いとか。(無いです、すいません)



しかしエクスプローラーほど単純に見えて奥深いロレックスは無いというのは本当です。


今回お買い上げのお客様はことエクスプローラーにかけては相当の経験値をお持ちのエクスプローラー特化型コレクターのお客様でございます。


たくさんのエクスプローラーを所有するからこそ雑誌やネットには無い本当の知識を手に入れ、わたくしもお店にて日々一緒に研究させて頂くような間柄でございます。




そして今回の1016は当店のご売却のお客様が新品で購入してずっと持たれていた1本でございます。当然ながらご自身のお名前入りの正規磨き無しOH明細が残っており、全てのメンテナンス歴で磨きをしていない完全なノンポリッシュ個体でございました。



へにょへにょなラグや磨きあげられたケースの1016に慣れてしまった目には、今回の個体はまさに神々しいとしか表現できない様なキリッとした印象を受けました。




もうここまで来ると本当は売り買いとか、そういうレベルでは無いんですよね。

たすきリレーなんです。

どうやって正しくこのたすきを繋いでいくか。

ここ10年間の日本の中古業界はそのたすきリレーをあまりにも商売至上主義で行った為にバブル時代に集まった世界中の珠玉のアンティークウォッチは世界へちりぢりとなっております。


とどのつまりお金だけでは最高のロレックスは買えないところがロレックスの面白さなのです。


今回はエクスプローラーマニアの方からエクスプローラーマニアの方へ正しいたすきが繋げたと思っております。


そしてまた次の世代にこの1016は受け継がれ、「客観的事実に基づくオリジナルノンポリッシュ個体」としてより破滅的な感動を後世に与えてゆくのだと思います。




いつもお買い上げありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

最後にデイトナよりもエクスプローラーを選ぶ男の下へ…ショットで締めでございます。