どうも。
先日はパネライ ルミノー ル8デイズ GMT PAM00233がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
「名機は受け継がれる」
最近はパネライがよく売れます。
理由は価格と性能が見合っているから、目の肥えた時計フリークには当然の事でしょうが。
さて今回のPAM00233、実はセオリーから少し外れた時計でもあります。
かれこれずっとパネライの二次流通に関わっているのですが、パネライという時計はこと3針のシンプルな時計が売れ筋というのが王道でございました。
クロノグラフなども人気はありましたが、やはりシンプルなフェイスが一番支持を得ているという感覚がありました。
その中でPAM00233はデザイン的にはコンプリフェイスと呼ばれる文字盤を情報表示が埋め尽くす、いわゆるごちゃごちゃフェイスなのですが昔から根強い人気がありました。
勿論ムーブメントが自社ムーブメントの先駆けであるとか、中身的な事もあるのですが、何よりポッコリとしたドーム風防の趣きや、自動巻き1950モデルと比べて手に装着した時の軽さなど、現代的な文字盤デザインに対してアンティークウォッチの様な軽快さと雰囲気を持ち合わせているんです。
まさにパネライを代表する名機の1つであると思います。
そして名機は人から人へ。
時計大好きなコレクター様から、時計を実用して愛用するマニアなオーナー様へ受け継がれました。
こうして日本にはまた1本良い時計が残りました。
文化が深化すると必ず良いモノは評価されていくようになります。その頃まで日本に良い時計が残る様に願うばかりです。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にこれがサンドイッチ文字盤のPAM00233夜光ショットで締めでございます。