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ゼニス クロノマスター グランドデイト フルオープン 03.2530.4047/78.M2530 スケルトン仕様 2021年未使用品 ご成約。

どうも。


先日はゼニス クロノマスター グランドデイト フルオープン 03.2530.4047/78.M2530がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



「個性は無個性へ」


ゼニスのエルプリメロと言えばネットで検索すれば色々な記事が出てくる事でしょう。そのあたりは当店のお客様はよく存じている方が多いと思いますので敢えて書きません。

自動巻きクロノグラフの元祖であり、ETAやロレックスを使い慣れた方からすると独特な1段引くと時間調整、2段引くと日付調整という竜頭構造になっております。


ゼニスと聞いて私が思い浮かぶのはポートロワイアル、レインボーフライバック、エルプリメロXXTオープンあたりでしょうか。
正直ひと昔前のモデルの方が印象に残っております。

私個人は2001~2009年のティエリー・ナタフさんがCEOの時代のゼニスが好きで、エルプリメロオープンやデファイエクストリームをはじめとした「すっごい派手、誰が買うんだ!!」といった具合の突き抜けているブランドというイメージがありました。すごい好きですが。

正直ゼニスはどんどん大人しくなっております。ムーブメント製作で言えば開発当時他社を圧倒した薄くて、高精度なエルプリメロを作れたのだから外装も突き抜けたままでゆけば今はまた違った立ち位置にいたブランドかなと思います。


そんな中でエルプリメロオープンシリーズは個人的にもかつてのゼニスを感じるデザインという事もあって積極的に扱っておりますし、今でこそ表側スケルトンの時計が増えましたが、表側スケルトンを身近な価格で提供し続けたのはゼニスの功績だと思っております。


各社が個性的な時計を出し続けた事によって今の時計市場があるわけです。
似通ったデザインばかり販売していては選択肢が無くなっていきそうです。
個人的にはこういった個性的な時計がもっと評価されるべきな気がいたします。



さて今回のお買い上げのお客様は非常に背も高く、エルプリメロオープンを着けられた姿を見て、こういう方向けの時計なんだなと納得するようなハマり具合でございました。

お買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に日常にこの時計してる人いたら二度見しますよねショットで締めでございます。