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ROLEX デイトナ 16520 黒文字盤 W品番オールトリチウム 1996年7月 正規中古極美品 ご成約。

どうも。



先日はROLEX デイトナ 16520 黒文字盤 W品番がご成約。



今回は当店常連のお客様でございます。




「いや、ちょうど16520のいいやつ無いか探してたんだよね」




16520は当店のお客様からも探して欲しいという要望が最も多いロレックスの1つだと思います。

私も査定自体はよくするものの、パーツの年代相違やクオリティに満足がいかないモノが多く沢山供給出来ないのが歯がゆいところでございます。



しかしエルプリメロデイトナは多くの制約の中で作られた型番でしたので綺麗なものがあるうちに買うのは正解だと思います。


エルプリメロデイトナの製造が始まってから終わるまで、これはロレックスの内部の大きな変化がありその変化と共に姿を消していった。そんな型番なのでございます。


内製化

これこそがエルプリメロデイトナを取り巻く時代の流れなのでございます。
1992年からはじまった生産集約によって部品供給会社をどんどんと買収、1998年にラダーブレスなどで知られるゲイフレアー・ブレスレット製造会社を買収。そして2001年の116520新型デイトナ搭載のcal.4130に向けたクロノグラフムーブメントの開発を行っております。


16520の製造していた1988~2001年の間にはロレックスの強いセルフコントロール意識の高まりを感じます。

ゼニスの生産供給力に縛られるデイトナ、ブレスレットの製造、パーツの製造数の制約。

こういったものから抜け出し完全に生産能力や生産品質を自分たちでコントロールすべく。


そう思えばある種遊び心が残っているのもこの16520までなのかなと思います。


完全無欠のクロノグラフになる前のデイトナ。

でも年代ごとに恐ろしいほどの違いがあり、16520は年代によってケースの大きさも違い、文字盤塗料も違い、書体もインデックスも、インダイアル材質もバックルの形状も挙げていけばキリがありません。


でもその細やかな違いが良い。あと手巻きデイトナの魑魅魍魎な市場と違いハッキリした事が分かるのも16520市場の良いところです。



今回も実物を見て即決頂きました。
そもそも仕入れる時にクオリティが低かったり、年代相違やオリジナルでない要素があった時には仕入れませんのでご安心を。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

最後に年齢を重ねるほどに良くなる16520かなショットで締めでございます。