どうも。
先日はロレックス×バンフォード ミルガウス 116400 カットアウトピンクソナー ドーバーストリートマーケットロンドンがご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
今回販売したものは腕時計ですが腕時計ではありません。
前オーナー様は時計には全く興味の無い方で、
「単純にデザインがかっこいいから買った」
「時計好きならこれ選ばないでしょ?普通のロレックス買うでしょ」
と本質を突いた事を仰っておりました。
ファッションへの飽くなき情熱が服を買いにをヨーロッパまで行くような、そんな前オーナー様。
突き抜けてるのです。
リセールとか、メンテナンスとか、そういう考えとは全く違うところで時計を見ておられる。そうただのTシャツやスニーカーの様な。
そうなんです。どこまでいっても時計は装飾品の1つです。
価格や広告で神格化されてはおりますがファッションという自己表現の1つに過ぎません。
一度バンフォードのリミテッドフルカスタムの個体を生で見たなら、カスタムはくだらないなんて考えよりも「ナニコレ、メチャクチャカッコイイ」が優先されてしまうのです。
それはきっとファッションというものに全力投球の時代でしか生まれない様なアイテムだからだと思うのでございます。
利益率とか、広告がうまいとかそういう事じゃなく、
「良いものを生み出したらきっと共感して買ってくれる人がいる」
20年前の表参道、裏原、代官山にみなぎっていたファッション熱を今に伝える時計の一つかなと思います。
そして今もその感覚を共有できる方がいるという事です。
購入されたのも筋金入りのバンフォードコレクターのお客様でございます。
商品を見てから購入まで10分ほどでしょうか。
特にこの手の1点しか存在しないような個体は決断の早い方の下へしか参りません。
覚悟を決める早さというところでございますでしょうか。
世代を超えてファッションの火は受け継がれていきました。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に銘品は脈々と受け継がれていくショットで締めでございます。