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ロレックス サブマリーナデイト 16610 Y品番 2003年12月正規2021年9月OH 済付属完備ノンポリ中古極美品 ご成約。

どうも。


先日はロレックス サブマリーナデイト 16610 Y品番がご成約。



今回は当店初購入のお客様でございます。



「最近磨いていない5桁の良さに気が付いて探しております」


そうなんです。
一度知ってしまうと今まで自分が着けていたロレックスとの差が分かってしまうのでございます。

磨くのが悪という事では無く、


それまでに背負ったダメージ+メンテナンス技術の高さ=現在の品質


なのでございます。






例えばロイヤルオークやロレックスを大事に使っていて、僅かな傷があるぐらい。

それを正規の1ポリッシュしたぐらいだとほとんど分からないレベルで美しいです。

メーカーですからサテンを筋模様を入れる工程も統一されておりますので非常に綺麗な状態を保っております。


このぐらいの個体ならばほとんど新品と遜色の無い角の立ち方や鏡面の美しいさを堪能出来ると思います。





要注意なのは大量の当て傷、打痕がある個体をガッツリ鏡面を作りなおして、サテンの筋模様もルールに沿わない入れ直しをしているものですね。


鏡面は波打って美しい照り返しを生まないですし、そもそもの形状が変化しているものもあります。


そうなってしまうとメーカーが本来意図している意匠では無くなってしまうのでございます。




ちなみにメーカー以外のメンテナンスが悪いのかというとそうでは無く、メーカーの正規修理を含めて勿論上手い下手が存在致します。


総合的にダメージが少なく、良いメンテナンスを経ているものを選んで行きたいよね、という話でございます。




さて今回の個体は以前当店で販売したものの買戻し品となります。
それをネットアップした翌日に以前買い逃したお客様から連絡を頂けました。

新品で購入されてから正規磨き無しOHのみを施した極限まで良い個体でございます。


ダメージは最小限、メンテナンスも最小限にこういった個体は年々少なくなっております。


最近思うのはルミノバ夜光がヴィンテージになる日もそう遠くは無いなと思います。ただ違うのは以前より日本が資本力のある国家では無いので10年後の強い国にロレックス2000年代付近のモノは全て買われて無くなるだろうなという事です。


日本の5桁スポーツにUSA、イタリア、韓国、香港、シンガポール印鑑が多かったのは圧倒的な強者としての日本人の購買があったからこそ。


今の日本にUSA印が少ないのはその国から買える力が無いからこそ。海外の時計業者が日本の百貨店の印鑑のロレックスをたくさん持っているのを見ると時間差で日本から良質な時計の枯渇を予感させるのであります。




良質なノンポリッシュ5桁スポーツをより多く愛好家の方へ届けていきたいのであります。


気持ち良くお買い上げありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。



最後に新幹線で飛んで来て頂けました。時計への情熱は距離を超えるショットで締めでございます。