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オメガ スピードマスター42mm 310.30.42.50.01.002 黒文字盤 2022年12月 国内正規 保管コンディション品 ご成約。

どうも。


先日はオメガ スピードマスター42mm 310.30.42.50.01.002 黒文字盤 2022年12月がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



スピードマスター42mmのバトン針手巻きモデルは文字盤の大きなデザイン変更は無いですが、様々なところを進化しながら50年以上もの間作り続けられております。


特にブレスレットの進化が顕著でございまして3573.50時代には棒をハンマーでたたいてピンをコマに挿入するピン式であったのに対して、今回の310.30.42.50.01.002は中にステンレスの棒を入れて両脇をネジで蓋をする両側ネジ、ピン分離タイプとなっております。


この様な変更をすることにより、コマ同士をつなぐピンが折れても両脇のネジを外して交換するだけで簡単に破損時に交換できますし、中に通っているピンの太さも以前より太くなって明らかにメンテナンス性と耐久性が向上したことが見て取れます。


ブレスレットの進化は非常に重要でして、長い年月使えば使うほど隠し切れないダメージを蓄積する部分ですので時計の精度以外に分かりやすく時計の真価を測れる部分だと思っております。


特にヴィンテージウォッチになればなるほど分かりやすくブレスレットはヨレて参りますので、今すぐというよりは10年、20年後のガシガシ使われた個体を見て初めて振り返って評価がされる部分です。

ロレックスやオーデマピゲなどブレスレットの時計が今も綺麗に残っているのを見るとやはり耐久性の高いブレスレットを作っているなぁと思うものです。



さらに言えばネジの太さ、ネジ山の耐久性などで言えば2~30年前はロレックス1強と言って差し支えないと思います。


2010年を超えてからさらに各社のブレスレットは進化。パテック社はネジからピン式にコマ調整を変更したり、オメガ社は今回の様に両ネジ、ピン封入型にしております。グランドセイコーなんかも今はこの方式ですかね。メーカー側にメリットが大きいのでしょうね。


そして今のブレスレットの結合方式で言えばオーデマピゲのネジ頭分離式の2分割ネジによる方式。これは本当に素晴らしいです。長い年月本当につかってもネジ式の宿命であるネジ折れも起きないでしょうし、ネジ頭がおおきくしてありトルクをかけてネジが回せるようになっている事、ネジ山がつぶれてもその部分だけ交換すればいいこと。

多分今のオーデマピゲはかなり長い年月を使う事を見据えて作っております。

ステンレススポーツウォッチは増えましたがこういう部分で差がついてます。


脱線しましたが、もちろんロイヤルオークとオメガでは商品の値段が違います。



限られた価格の中で、

・メンテナンス性の高いコマ連結方式

・バックルの根元で微調整可能なブレスレット

・バックルも剛性高く、ボタンの操作時も非常に安心感のある噛み合い



こういった見えない部分を進化させているスピードマスターは素晴らしいです。

きっと10年経ってもピンピンのブレスレットを保つことでしょう。





いつもお買い上げありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。




最後にいきなりご近所さんがスピードマスターを買いに駆け込んできましたショットで締めでございます。