どうも。
先日はロレックス エクスプローラーII 16570 オンリースイス白文字盤A品番がご成約。
今回は当店初購入のお客様でございます。
というよりも、人生で機械式時計初購入の20代のお客様でございます。
現行品は42mmとやや大きめですし、自分にちょいどよいサイズは40mmの16570ではないかとの推察のもとご来店頂きました。
機械式時計自体を買うことが初めてとの事で、私も身が引き締まる思いでございましてとにかく細かい事から、ロレックスを使い始めた人が最初に困るであろうことを細かくお伝えさせて頂きました。
今の若い人は時計をあまり買わないなどと良く聞きますが、割と私のお店だとふらっと来た20代の方がサクッと時計を買われていくケースもありまして、靴でも車でも時計でもやっぱり良いモノを使ってみたいという方は一定数いらっしゃって脈々と文化は受け継がれていいってる感があります。
今回のお客様も身の回りに時計を好きな人が多く、自然と時計を調べて購入するという流れになったとの事でございました。
でも本当にすごいと思います。
私が初ロレックスを買った頃の3倍近い値段になっておりますので、それはそれは勇気がいる買物だろうなと感心してしまいます。
店主「よく1本目に100万円超えの時計を買う決断をなさいましたね、私が初めて買った頃はこの半額以下だったので昔の自分なら買えたかな?と感心していまいます」
と正直なお気持ちを伝えたところ
お客様「そうなんですかね。でも時計に限らず車も洋服も食べ物も昔とは値段が違いますからね。そこまでじゃないと思いますよ。」
と素晴らしく冷静なご意見を頂き、冷静にご自身が生きている時代を見ているのだなぁと改めて感心してしまいました。
でも私が唯一この場でお伝え出来る事と言えば、
「絶対にその購入経験は無駄にはならない」
という事でございます。
時計、クルマ、靴でも、革製品でも良いモノには共通している部分がございます。
それは細かな部分への配慮でございます。
ロレックスを他のメーカーと比べて圧倒的に良い点を1つだけ挙げろと言われたら私は迷わず答えます。
ネジの太さです。
1980年頃のブレスレットネジを見ればロレックス社だけが飛びぬけて太く、折れにくいネジを採用しております。
私は1980年頃からすでに50年の耐久性を備えたブレスレットネジをロレックスは導入していたと思っております。
先端まで太く強いトルクに耐えられる、かつ長年使用しても折れにくいネジを実現しているのでございます。
正直裁縫針の様なブレスレットネジを導入しているメーカーが多い中ロレックスだけは実用時計としてのネジを使っていたと思います。
一体高いものはなぜ価格が高く、常に人に求められるのか。
それは細かな部分まで思慮が張り巡らされた、言わば使い手を考えた商品だからでございます。
ロレックスという商品は分かりやすく先ほど挙げたネジの耐久性や目盛りや針への緻密さをを体現しております。
そして細かな事へのこだわりを長年に続ける事が信用であると教えてくれるモノだと思うからでございます。
きっとお客様にはお客様の視点でロレックスの良さがどのようなモノか伝わると思います。
それが私と同じであるかもしれないですし、そうではないかもしれません。
そうやってモノへの審美眼は備わっていくものだと思います。
気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にリストショットしますが、今日は怖いので箱の中でお願いしますショットで締めでございます。