どうも。
先日は希少品 ロレックス エクスプローラーI 1016 後期L品番 オールトリチウムオールオリジナル 最終年代1オーナーノンポリッシュ中古極美品 がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
ロレックスはエクスプローラーに始まりエクスプローラーに終わる。
ということわざがあるとか無いとか。(無いです、すいません)
しかしエクスプローラーほど単純に見えて奥深いロレックスは無いというのは本当です。
今回お買い上げのお客様はことエクスプローラーにかけては相当の経験値をお持ちのエクスプローラー特化型コレクターのお客様でございます。
たくさんのエクスプローラーを所有するからこそ雑誌やネットには無い本当の知識を手に入れ、わたくしもお店にて日々一緒に研究させて頂くような間柄でございます。
そして今回の1016は当店のご売却のお客様が新品で購入してずっと持たれていた1本でございます。当然ながらご自身のお名前入りの正規磨き無しOH明細が残っており、全てのメンテナンス歴で磨きをしていない完全なノンポリッシュ個体でございました。
へにょへにょなラグや磨きあげられたケースの1016に慣れてしまった目には、今回の個体はまさに神々しいとしか表現できない様なキリッとした印象を受けました。
もうここまで来ると本当は売り買いとか、そういうレベルでは無いんですよね。
たすきリレーなんです。
どうやって正しくこのたすきを繋いでいくか。
ここ10年間の日本の中古業界はそのたすきリレーをあまりにも商売至上主義で行った為にバブル時代に集まった世界中の珠玉のアンティークウォッチは世界へちりぢりとなっております。
とどのつまりお金だけでは最高のロレックスは買えないところがロレックスの面白さなのです。
今回はエクスプローラーマニアの方からエクスプローラーマニアの方へ正しいたすきが繋げたと思っております。
そしてまた次の世代にこの1016は受け継がれ、「客観的事実に基づくオリジナルノンポリッシュ個体」としてより破滅的な感動を後世に与えてゆくのだと思います。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にデイトナよりもエクスプローラーを選ぶ男の下へ…ショットで締めでございます。