どうも。
先日はパネライ ルミノール44 パワーリザーブ ブラックPVD 初期型ソプロドムーブ PAM00028 がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
パネライの型番が二桁のナンバーのものはどれも特徴的です。
強烈なアイデンティティを持った個体が多く、すごく好き、苦手と好みがはっきりするものも多いと思います。
そしてこのPAM00028は異端を集めた様な1本です。
まずパネライといえばスモールセコンドと言うのが一般的、というか現行のパネライで言えばほぼ全てのパネライがスモールセコンドだと思うのですがこのPAM00028はセンターセコンドなんですよね。
パワーリザーブは扇状ですし、文字盤は一面クルドパリ彫刻です。その上ボディは黒いしセンターセコンドとおおよそパネライらしさと言えばインデックスとケース形状ぐらいでございます。
異端も異端。
私がこういったパネライに買取で出会う時に思うのは「ありがとう」という感謝の気持ちですね。
初期のパネライは特に日本での取り扱い店も少ない時代ですのでそもそも日本にある事も少なく、さらには日本よりも圧倒的に海外での評価が高いのでまずバイヤーさんに買われていきます。
そのぐらいパネライの評価は国内外で圧倒的に違います。
日本の中古パネライ市場は安価で良品が買える世界でも珍しい国だと思います。
ですから2000年付近の良いお品物を見るとよくぞここまで残ってくれたと思わずにはいられないのでございます。
そして今回お買い上げのお客様は共に長年パネライを語り合って来た仲でございます。ステンレスのパネライがロレックスの様に店頭で買えない時代。まだまだユニークな個体をたくさん見る事が出来た時代を共有できる戦友の様なお客様。
ホームページ掲載の翌朝にはご連絡頂き即決して頂きました。
いつかアンティークパネライになるまで熟成おまかせしました!!
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に専用のディスプレイ棚を作りましたが、3分ほどでその役目を終えましたショットで締めでございます。