どうも。
先日は希少品 セイコー グランドセイコー50周年記念モデル 金獅子青文字盤 SBGR075 がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
限定モデルにも色々ありまして、どれだけ専用設計になっているかというところで私のアンテナは反応して参ります。
文字盤の色だけ変えたモデル。
裏蓋に刻印だけ入るモデル。
最近の限定モデルと言えばこんな感じのライトなものが多い印象です。
2008年頃を過ぎてからの強い印象として時計メーカーの効率化への意識の高まりを感じます。
どれだけパーツを共通仕様にしてストックの種類を減らすか、付属品を統一して委託生産する箱の種類や冊子を減らすか。
ビジネス上仕方が無いのですがどんどん効率的な方向へ進んでおります。
その中にあって限定モデルからは感じる事。いわゆる本気度というやつです。
近年で言えばオメガの007スペクターモデル、あれは素晴らしいモノです。箱から時計付属品に至るまで細部にわたってこだわりを感じます。きっと007好きな人が企画会議にいたのだろうと推測できるほどです。
後はチューダーのハロッズリミテッドのブラックベイも同じです。文字盤、裏蓋、針、ベゼルと外装の大半の場所が専用デザインとなっており、明確に通常生産品との差別化を感じる事が出来ます。
そして限定モデルが多いセイコーの長い歴史の中でもこの50周年モデルは個人的グランドセイコー史の中でも最も限定らしい限定と言えると思います。
専用の文字盤に獅子の彫刻を乗せて、その下には50周年を祝う筆記体の文字。裏から覗くローターには獅子のメダル。箱は専用の横長設計、50周年記念のピンバッジも特別に付属いたします。
このぐらい気前よくやって欲しいモノです。これでこそ限定です。
その中でも頂点とも呼べる番号がご成約。
怪物セイコーコレクター様の下へ旅立って参りました。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に至高のブルーリミテッドは行くべき場所へショットで締めでございます。