どうも。
先日はパネライ ラジオミールGMTアラーム PAM00098 がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
「自社ムーブメント」
2000年代初頭にETAが供給を減らすぞ!と声明を出してから各社高コストで機械を買わされるなら自前で用意するわ!と機械の自社開発に乗り出してから10年以上が経ちました。
パネライに至っては自社製8日巻ムーブメントから、多機能ムーブメントまで良心的な価格で高品質の機械を提供し続けております。
私自身も8日巻ムーブメントのパネライを使用しておりますが、10秒くらいの日差が出るものの実用精度で100万円アンダーで8日巻ムーブメントを提供しているパネライには本当に頭が下がります。
ですが、自分で使っているからこそ今回の様な「他社ムーブメント」の時計にロマンを感じてしまうのでございます。
今回のPAM00098はジラールペルゴ社ムーブメントを搭載したパネライでございまして、初期のパネライはアラームやトゥールビヨンなど意外とジラールペルゴ社ムーブメントを採用した機種は多いのです。しかしながら初期の数年のみの仕様でパッタリとジラールペルゴ社ムーブメントの使用は途絶えてしまいます。
個人的にはゼニスムーブメントやジラールペルゴムーブメントを積んだパネライは名機種として未来で評価されると思っております。
不況によるブランドのグループ化の影響でスイス時計業界のメーカーのコラボレーションはどんどん減っております。
パネライはリシュモングループ、ジラールペルゴはケリンググループ。もう交わらないのでしょうか?
PAM00098は2000年当時の時計業界ならではの「他社ムーブメント」時計なのでしょう。
気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に筋金入りのパネライヲタならリューズ見ただけでわかるくらい強烈な横顔なんですわ!リストショットで締めでございます。
