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ROLEX デイトナ エルプリメロ 16523 黒文字盤 P1番北米ギャランティ 2001年4月 裏蓋シール残り超極上美品 ご成約


どうも。


先日はROLEX デイトナ エルプリメロ 16523 黒文字盤 P1番がご成約。


今回は当店常連のお客様でございます。



「やっぱりデイトナ着けてみたいかな~、と思いまして」


そうなんですよ。昭和~平成初期生まれの方ってパテックとかリシャールミルやオーデマピゲではなくデイトナが憧れの時計だったんですよね。



それこそ時計を売ったり買ったりというお店も少なかったですし、何より時計を売却するという行為が一般的では無かったです。


ですからどの時計も買ったら一生持つという気概で買っている方が多かったですね。


特にデイトナはお金を貯めたりしてまさに清水ダイブで買っている方が多かったです。
今みたいにカジュアルに正規店でデイトナ買えました~、ってノリじゃないです。


当たり前ですけど定価でデイトナを買って手放したら普通に損しましたからね、ロレックスの時計の中でも損が少ないって感覚はあったと思いますが。



本当に尋常じゃ無い時間をかけて悩んでデイトナかサブマリーナか、出たばっかりのヨットマスターにするかみたいな方がたくさんいらっしゃいました。


ギリギリ15年前ぐらいに成人してた世代の方はその様子を知っている方もいるかもしれませんね。
何せスピードマスターの手巻きなんて10~20万円でありましたから今より断然時計趣味に入門する敷居は低かったです。

タグホイヤーとかオメガで身の丈に合う時計を買ってゆくゆくはロレックスを買うみたいな。


その頃にデイトナ着けてた人ってすごい熱量で時計好きだったり、世間で言う一芸に何か秀でるような人だったりいわゆるカッコいい大人だったんですよね。

その世代への憧れみたいなものを持っている時計好きの方もいらっしゃるのでは無いかと思います。


SNSが無かったせいで時計趣味で繋がるというのも難しく、会社の先輩や地元の盟主が着けているのを見て「いつかデイトナを…」という話も聞きましたね。



という事でそんな世代の方が今回は極上の16523をお買い上げでございます。


購入後に何度かお話ししましたがやっぱりデイトナは良かったとの事です。まぁあそこまで頑丈で厚さもそこそこに抑えて、かつ自動巻きの日付無しクロノグラフはデイトナぐらいでしょうから。


今のプレ値に支えられているデイトナではなく着ける人の魅力やアビリティに支えられていた頃のデイトナ世代の話です。


今デイトナを着けている人を見て次の世代は着けたいと思うでしょうか?それは各オーナー様の振る舞い次第かなと思うのであります。


いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。




最後にアメカジにはデイトナコンビは良く似合うショットで締めでございます。