どうも。
先日はロレックス サブマリーナ 5513 オールトリチウム L番 USAギャランティがご成約です。
今回は当店常連のお客様でございます。
もうR番やL番も誕生年ロレックスを探されている方が増えて参りました。
世間では若い人は時計に興味が無いなんて話を聞きますが、とんでもない…
新世代の時計好きはその豊富な情報収集の手段を使ってはるかに高いレベルで時計を探されてらっしゃいます。働くみんながいつかはロレックスみたいな時代では無いですが、豊富な資金と時計への情熱を持った次世代のコレクター様がすくすくと育っております。
いつの時代も趣味にフルスイングの大人はたくさんいるものです。
さぁそして転換期を迎えている5513。
前々から申し上げておりましたが5513はロレックス4桁スポーツの中では最も割安でいつか手の届かないところにジャンプしそうな型番でございましたが、ロレックスセミヴィンテージ個体の日本での個体減少をうけて完品はかなり高くなってきているように感じます。
本体のみの年代ごちゃ混ぜ個体は世の中にたくさんありますが整合性の取れた完品は見る事も少なくなりました。
そもそも日本では昔からヴィンテージロレックス市場がありましたが、国によってはここ最近ロレックスブティックが増えてきて1990年代にはロレックスの販売網が貧弱だった地域もあります。
そういった地域ではロレックスヴィンテージ個体はそもそもほとんど無かったり致しますし、「中古販売」という概念がフェイク品や身分証明書などの信用問題で存在しなかった地域も同様です。
ですからそういった国の方々は日本や香港に良質なヴィンテージロレックスを探しに来訪するわけでございます。
石油の原産国が一番石油の価値を感じにくいようにヴィンテージロレックスの価値は明らかに他国より感じにくい国であった日本。しかも10%オフのバーゲンセールまでやっていた訳ですから。
当たり前のように通貨安ともなれば良質なモノは他国へ流れていきます。
株価がどうでも、通貨がどうでも上がり下がりはあれど真に価値のあるものは緩やかな上昇曲線を無限に描くわけです。
薄っぺらい評論家の予想よりも数十年のロレックスの相場の振り返りを信用するわけでございます。
もちろんそれは金と同様でヴィンテージロレックスの有限という特性によるものです。
そして金と違い出自やデザインもそれぞれ、趣味性まで兼ね備えた驚異の実用趣味だと思うのであります。
そして今回も良質な5513がまた市場から消え、愛用品としてオーナー様の下へ嫁いだのであります。
こういった素晴らしいロレックスを次世代に渡せるのも嬉しい事でございます。
またいつかまだ見ぬ次の次の世代に渡っていく事を願って。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にサブマリーナという名デザインは色褪せる事無く今もショットで締めでございます。