どうも。
セール中たくさんのお買い上げありがとうございます。
今月は色々と面白いものを出して参りますのでよろしくお願いいたします。
今回はパネライ ルミノールレフトハンド44 PAM00115 2003年 F品番 がご成約。
当店常連のお客様でございます。
「パネライは誰が着けても大きいですが、大きくないです」
今を遡る事15年前、各社大きな時計を作りました。
それはメーカー側の利害と腕時計フリーク達の利害が一致したからであります。
それまでは33mm~36mmが主流でしたし、ロレックスの40mmも比較的大きな部類でした。
しかし40mmを超え42mm、45mm、48mm、やがて50mmなんて時計も発売いたしました。
その時にこぞって大きな時計を腕時計メーカーは作りました。ケースが大きければ大きいムーブメントが入ります。
当然ながら小さく薄く機械を作る方が精度もコストも求められます。
ケースが大きければ今まで入れられなかった安価なクロノグラフムーブメントも収める事が出来ます。
大きいケース=自由度と開発費ダウンの構図ですね。
そのブームを牽引していたのは間違いなくパネライでしょう。
しかしながらパネライは44mmと47mmという1992年当初からのサイズ感を貫いていただけで大きくなどしておりません。
大きくしたのは周りのメーカーだけです。
パネライのサイズ感は商用では無く深海で本当に見えるためのものです。
機能が作ったデザインなのです。
売れる為、コストダウンの為の大型化ではございません。
ですからパネライは腕にはめれば大きいのですが、それは必要な大きさであり、パネライのアイデンティティを体感するには44mmというチョイスは正解なのだと思います。
着ける前は不安だったお客様も着けて見れば都。
パネライは一見にしかず、使ってみて感じる良さなのでございます。
いつもお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にアンティークカーフで着けるルミノールはかっこよすぎますショットでございます。