どうも。
先日はパネライ ルミノール19503デイズ チタニオDLC 47mm PAM00617がご成約。
今回は当店初購入のお客様でございます。
「まさかこんなコンディションのPAM00617があるなんて…」
はい。
ありました。
10年前の限定品であるPAM00617ですが使われずに保管されていたものが当店にありまして、それを見つけたお客様からの熱いお電話が有りご成約となりました。
僕もデットストックには目が無いので気に入った時計がデットストック状態で来ると大体買ってしまいます。売れるとか、売れないとかそういう細かい事はどうでもいいんです。
そもそもすぐに売れなくちゃ困る時計なんて本当にいいモノなの?って私は思ってます。
はぁ~、売りたくないけどお金なくなっちゃうし売らなくちゃ、あ!でも半年ぐらい売れなかったら自分で買おうかな!みたいな思考です。
そもそも私が委託をやらないのは嫌いな時計を店頭に置きたくないからなのです。
時計として進化せず定価だけが上がる時計とか、簡素化の極みみたいな時計や品質の低さを隠して売っているメーカーの時計は基本的に置きたくないので。
私の店頭に置く時計を選ぶ4つの基準は自分が思う良い時計か、センスの良い時計か、状態の良い時計か、前オーナー様が良い時計か。
基本的にこの4つに該当するもの以外は店頭に置きたくないのです。
前オーナー様が良い時計は曖昧ですが当店に通い続けているお客様はその道の修羅の方が多く特定の1つの分野では私の知識を凌駕する人もたくさんいらっしゃいます。
そういう方が「良い」と感じた時計であれば置いてみようかな?というある種の博打と言いますか、相手のおすすめに乗ってみるといいますか、そういう気持ちで商品構成をしております。
話は戻ってPAM00617ですがこれは前オーナー様が惚れ込んで買われたパネライなので売れなくてもいいから店頭に飾っておこうという気持ちが強かったのです。
市場の値段がとか輸出の値段がとか本当にどうでもいいです。
滲み出るストーリーであったり、大切にされてきたコンディションであったり、そういうものを見ずにパソコンのデータでしか値段のつけれない人にならないように。
せめて血の通った時計選びをしていきたいなと。
でもそうやって選んだ時計って必ず次のオーナー様が現れるんですよね。
という事で10年前に買われた時計は10年後にオーナー様の元へ届き無事愛用される事になりました。
気持ちよくお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にえ!配送先雪降ってるんですか?防水梱包で行きまーす!ショットで締めでございます。
