どうも。
明日から出張にて25日まで休みを頂戴いたしますのでよろしくお願いいたします。
先日はゼニス クロノマスター Tオープン 黒文字盤 40mm 03.0240.4021/22.C495がご成約。
今回は当店初購入のお客様でございます。
「笑顔の時計」
このゼニスのクロノマスターのお知らせは個人的にすごく好きなエピソードでございます。
まずこの時計を当店に売却して頂いたお客様は、
「海外の転勤生活も長くてつらい時にこのクロノマスターの文字盤をよく見ると笑顔に見える気がして頑張れたんです。」
との事、この度より高額な時計を購入されるので当店にご売却頂いた次第です。
機械とかゼニスとかそういう事よりもこの時計の文字盤が癒しになってたとの事で買取をしている時も文字盤のデザインでは無く笑顔の表情に見えるという言葉が心に残りました。
スペックとかエングレービング技術とかそういうのは大事なんですが、表情という表現だけで大事にされてきた時計なんだと分かるのです。良き相棒を見つけられる男性って幸せものですからね。
さて今回のお買い上げのお客様ですが15年前に時計熱が高まっていた時期が有り、ちょうど1年前からまた時計熱が高まっていて当時欲しかった腕時計を探されているのだとか。
そしてお話しさせて頂くと、
「このゼニスの時計はなんだかニコちゃんマークみたいで好きだったんです」
「最近無いので探していたらこの個体にたどり着いたのです。」
と、売った方も買った方もゼニスのクロノマスターから笑顔の表情を感じ取っているお二人だったんですよね。
時計というモノをただの売買だけでなく、インスピレーションの近い二人の橋渡しを出来たという事に言葉に出来ない満足感があるのであります。
このゼニスの時計は製造されてからずっとオーナーに愛されて、オーナーが変わってもそれは受け継がれて。
私だって正確な時間が知りたいときはスマホで見ます。でもその行為からはきっと今回の様な表情という表現は一切出てこないですし、無機質な時計に表情を感じる事こそがその人の豊かさなのだと思うのであります。
利便性よりロマンを生きてるんですよ。
気持ち良くお買い上げありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後にもうパワーリザーブ表示が口にしか見えない身体になりましたショットで締めでございます。