どうも。
先日はブレゲ トランスアトランティック タイプXXI ステンレス 3810ST/92/SZ9がご成約。
今回は当店常連のお客様でございます。
ブレゲのアエロナバルとトランスアトランティックは根強いファンの方が多くいらっしゃるモデルでございます。
ミリタリーデザインなのですがブレゲならではの気品あるパーツの造りがあって無骨と上品という相反する2つの要素が同居しているモデルだと思っております。
ケースサイドのコインエッジ文字盤の仕上げ、そしてひし形のインデックスの部分を見るとブレゲらしい上品な印象を受けます。ですが全体を見るとベゼルと文字盤に大きな数字、飾り気のないクロノグラフプッシュボタンはまさに軍ウォッチですよね。
このトランスアトランティックXXIのデザインの中で私が最も気に入っているのが文字盤右側の24時間計です。
よく見てみるとインダイアルの上半分は無地になっており、下半分は下に行くほど間隔の狭くなる黒い線で陰影を表現しております。
昼間の時間帯は明るく、深夜に近づくほど黒い線が増えていくデザインで日中夜を表現しております。
これが実に奥ゆかしいなと。
AMPM表記だとか赤と青で塗り分けるとかでは無く無数の線で夜が更けていくのを表現しているのが実にブレゲらしくて奥ゆかしいと感じるのでございます。
他のデザインに干渉しないように、でも持ち主にはちゃんと夜だと伝わるように。
こういう表現方法に着目するとトランスアトランティックはさらに素敵な時計に見えて参りますね。
という事で今回のお客様はブレゲのトランスアトランティックの42mmの大きさにも負けない長身のお客様。超一流のトリチウムハンターでもあります(笑)
いつも当店でミリタリーウォッチをたくさんお買い上げ頂いておりありがたい限りです。
今後ともよろしくお願いいたします。
最後に42mmなのにまるで40mmぐらいに見える不思議ショットで締めでございます。
